ハーフティンバーの太鼓丸太を求めて

私のマイホームを新築した時の体験談を紹介します。
私はありきたりの機械化された家を建てる気にはなれずに、テーマパークにあるような、夢のある建物をマイホームとして望んでいました。
そして私は、海外の民家を紹介する雑誌も好んで見てました。イギリスのコッツウォルズ地方の民家やフランスのプロバンス地方の民家など、なんとも素朴で年月の経過がそのまま味となって私は見るために感動してました。

しかしいざ自分のマイホームとなりますと、どのタイプのデザインの家が良いかを選びきれなくなってしまいました。これもいい、こっちもいいと。そんな思い悩んでいた夏休みです。
家族で伊豆の修善寺にあります<虹の郷>に行った時、思わぬ衝撃が走りました。
イギリスの街並みを再現したイギリス村の建物を見た時です。自然のままの材木をそのまま建物の外壁に現した、ハーフティンバーの家を見た時です。100年以上もたったデザインの家だと思います。しかし、今見ている私は、すごい新鮮な感動を覚えているんです。これだ!この家がいい!と、娘にも、主人にも賛同を求めました。うん、いいね!
皆賛成してくれました。

そして、輸入住宅の専門雑誌をすぐに購入して、自分のイメージに合いそうな建築会社を探しました。しかし、なかなかハーフティンバーの家を施工実例に持った会社はいませんでした。ほとんどがアメリカンタイプやプロバンスタイプの家を中心に掲載されていました。そんな中で、唯一あった会社に問い合わせをして、自分のマイホームに対する思いをその会社の担当者にぶつけて、プレゼンを求めました。その結果、その会社の担当者からのプレゼンを、やっぱりプロと感動させられるくらいの素晴らしいデザインの外観デザインでしたが、見積を見た時の衝撃は一言、「無理!」としか言葉が出ませんでした。
3社程同じような繰り返しを行って、自分の夢が萎んでいた時です。見逃していた工務店がありました。手造りの家造りという内容ですが、なんとなく値段も安そうなんです。
その工務店の社長と会い、今までの経過と自分の思いをぶつけました。すると、彼から提出された内容は、虹の郷の建物そのものでした。更に予算も私たちに合う内容で収めてくれています。ただし条件を言われました。部材と仕入れてからイメージが違うとなってもロスがでます。うちの知り合いの材木屋さんに行って、一緒にここに使われる太鼓丸太を探しませんか?っという条件でした。
私は喜んで引き受けます、逆に材料まで選べるんですか?っと意気投合して自分のイメージする丸太を探して見つけて発注してもらいました。
出来上がった時の感動は、今も覚えています。足場のネットが外れ、除幕式のように現れた建物に、思わず可愛い!って叫んでしまいました。
house_reform